今日は、11月3日 水曜日 おだやかで気持ちのいい天気です。
内閣府「国民の祝日について」によると、文化の日には「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という意味があるようです。そして、文化とはOxford Languagesによると「人類の理想を実現して行く、精神の活動」という意味があるそうです。
そう考えると、自由と平和に感謝し、理想を実現していくにはどういう気持ちであるべきか? そんなことをゆったりとしたところで考えるのも、いい過ごし方では?と感じました。
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それでは、今日の本題です。経営者であるあなたは、こんなことで悩んでいませんか?
・何回、注意しても、言われたことをやらない部下がいる。
・同じ失敗を繰り返してしまう部下がいる。
もし、そんな部下の方がいらっしゃる場合、アスペルガー症候群ASDの可能性があるかもしれません。
今日は、ASDの可能性がある部下の方と向き合うヒントを書籍の内容をもとにお伝えできればと思います。最後までお付き合いいたただけると嬉しく思います。
書籍では、ASDの人たちの特性として、以下のことをあげています。
・こだわりが強く、対人関係や人の気持ちを推し量ること、想像することが苦手。
・抽象的で曖昧な表現が理解しづらい。
・全体を見ることが不得意で、細かいところに注目しがち。
・人の顔が覚えられず、にぎやかな環境では必要な情報や相手の声に集中できない。
・予定外の事が起こった時に適応することが難しく、不安からパニックを起こすことも。
・なんとか社会に適応しつつも、職場では居心地の悪さを感じ、びくびくしながら暮らしている。
・本人は周りとどこか違っていると自覚し、生きにくさを感じている。
そして、現代社会では、高度な対人スキルを要求される仕事が中心になっており、消費者は商品やサービスに高い水準を求めるようになったことから、生産者側は少しのミスも許されないことから、ASDの人たちの中には、このような社会環境に疲労して自信をなくす人や、うつ状態となる人もいるそうです。
そんな、ASDの人たちには、本来なら、とても優れた面があり、
それを最大限引き出すには、周囲の気づきや理解が肝要だそうです。
ASDの人が職場で「使えない」とされてしまう要因は、大きく分けて4つあるそうです。
1つ目は一般常識や社会性の問題
具体例としては、「コピーするな」という書類をスキャンしてしまう、ミスを上司に隠すといった行動が挙げられます。
2つ目は仕事ができない
指示の内容や目的が理解できず、間違えた行動をとる、指示の要点がメモできないといったことが挙げられます。
3つ目はやる気がない
周囲になじもうとする努力をせずに不平を述べたり、しばしば遅刻・欠勤したりするという行動が挙げられます。
4つ目は体力が続かない
この背景には、自己管理能力の欠如から不摂生な生活を行っている、仕事を抱え込みすぎるといった行動が考えられます。
上司は部下のこのような行動を認識したとき、ASDの特性が影響している可能性を念頭に、問題がこじれる前に予防策を講じなければならないです。
ASDの人たちは上司から叱責された際、突発的に逃げ出すといった、通常では考えられないような態度を示すことがあり、改善のためのアドバイスをされたとしても、失敗の指摘や注意をした人物を、「不当に攻撃してくる相手」というカテゴリーに入れ、その相手を「敵」と見なしてしまうことがあります。
それでは、職場でASDの部下に指導する際、何を意識すればいいのでしょうか?
彼らには、仕事の全体像をつかむのが苦手で、その過程で大きな失敗をしやすいという性質があることから
・PDCAにおける「PLAN」を徹底的に理解してもらう。
・工程表とともに、各段階における作業をていねいに説明する。
このように、苦手な部分を丁寧に補っていくことを地道に積み重ねていくことで、仕事がこなせるようになっていくそうです。
また、ビジネスマナーなどをアドバイスする際は、「敵」と見なされ、感情的に対立する事態を避けるために
・これから話す内容が批判ではなく、彼らにとって「得」な情報であることを伝える。
・その上で、合理的な説明をする。
そうすると、ASDの人たちは素直に納得してくれることが多いとのことでした。
もし、あなたの職場にASDの部下がいらっしゃる場合は、お伝えしてきたことを念頭において、その部下の方との向き合い方について、試行錯誤していかれるのがいいと思います。
当事務所では、部下との向き合い方について悩んでいる経営者さまを、コーチング コンサルティングでサポートさせていただいています。初回相談は無料ですので、もし、ご興味ある方は概要欄のリンクからお申し込みくださいませ。
ということで、今日の動画は以上となります。皆さんの日常を変えるヒントになったのであれば、チャンネル登録いただけると嬉しく思います。
今日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それではまた~