グラフィックファシリテーションについて考えてみた

2021年9月3日金曜日

コミュニケーション スキル

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今日のテーマはグラフィックファシリテーションです。


グラフィックファシリテーションという言葉は、私自身これまで聞いたことがなかったのですが、

書籍によると


グラフィックファシリテーションは、言葉では伝えきれない想いや雰囲気を絵や線を使って共有することで、共感を生み、話し合いを活性化し、自ら動き出したくなるエネルギーを作り出してくれるもの」です。


その中で、今日は対話における主体的な合意形成ということについて、考えていきたいと思います。


書籍によると、対話の大きな流れは、「拡散」から「収束」へと向かっていきます


その中で一つ目のポイントは、まず参加者が全部出し切ったと思うくらい拡散することであり、

その拡散を後押しするのがグラフィックです。


色や形や線のゆらぎによって、参加者の心情や発言の背景を浮かび上がらせて共振を引き起こします。そして場を活性化することで、参加者の間から様々なインスピレーションやアイデアが湧いてきます。


次に図解やフレーム、チャートと言った「図」は、参加者の発言を構造化することによって収束を後押ししていきます。


私自身も過去、会議体のファシリテーションを行ってきたことはありますが、「収束」については、図を用いて構造化するということではなく、発言を取りまとめて整理してということを通して実践してきたと思います。


「拡散」については、正直なところ全くできておらず、過去に通っていた経営塾でも、会議を2回に分け、初回は、目的や趣旨を伝え、一旦解散して、次の会議までの間に、各人がリラックスした環境などで、アイデアを出して、持ち寄って次の会議に臨むというやり方がいいと教えて頂いていましたが、このグラフィックファシリテーションというやり方だと、1回で対話を拡散できるのではと感じました。 


1点気になったのが、色や形線のゆらぎによって共振を引き起こすということですが、人間の感覚は、視覚、聴覚、体感覚と大きく3つあります。その中で視覚優位の方だと、その場で様々なインスピレーションやアイデアが湧いてきそうと感じたのですが、聴覚優位の人、体感覚優位の人については、どうなんだろう?と感じました。


ただ、そういうことではなく、推測になりますが、視覚優位の人が中心となってきっかけとなるアイデアを出して、それを聞いたり、感じたりした、聴覚優位の人、体感覚優位の人がさらにアイデアを出してという連鎖が起こってくるのかもしれないと思いました。


そう考えると、視覚優位ではなく、絵心がない私でも気軽に参加できそうなイメージが湧いてきました。


グラフィックファシリテーション自体は、絵心がないという不安が現時点では勝っているのですが、絵心がない人でも大丈夫だということなので、機会があれば体験からチャレンジしてみることを考えてみようかなと思いました。


今日はグラフィックファシリテーションについて考えてみました。

皆さんの日常を変えるヒントになれば嬉しいです。


最後まで聞いていただきありがとうございました。 


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