今日のテーマは、会社で活躍する人が辞めないしくみについてです。
社会保険労務士の内海先生が執筆された書籍ということもあり、楽しく拝読させていただきました。
書籍の内容については、共感できるところがほとんどで、 書籍に書かれている内容が忠実に実行できれば、会社で活躍する人が辞めなくなるだろうなと感じました。
今日考えていきたいのは、会社で活躍するということが、どういった環境なら成立するのか?ということについて、考えていきたいと思います。
まず、会社ではなく、スポーツ選手が活躍するということで考えていくと、例えば、サッカー日本代表の選手が、ピッチで躍動できるのは、選手個人のチームに貢献しようとする意識、能力が高いこともありますが、その能力を発揮できるようサポートするコーチ、トレーナー、グランド整備の方々、観客を集めてくれるイベント会社の方々など様々な方の協力があってこそだと思います。
次に、サポートするコーチやトレーナーの方々が活躍できるという観点で考えると、意識・能力の高い選手がいてくれるから、そしてその選手がパフォーマンスを発揮できるように、グランドを整備してくれる方々、観客を集めてくれるイベント会社の方々の協力があるからこそ、自分たちが活躍できると感じていらっしゃるかもしれません。
つまり、チームの中で活躍するためには、周りの協力が必要不可欠であり、逆に周りの皆さんの活躍のために、自分自身の活躍が必要だということがいえるかと思います。従って、チームの中で活躍できない人が1人でもいる状況が、問題になってくると考えられます。
このことは会社にも当てはまることかと思いますし、人を育てていくというのは、その人自身が活躍できるようにサポートしていくことも大事ですが、その人の活躍が、周囲の人の活躍にもプラスの影響を与えていくようにということも意識しながら、行っていくことが大事だと思います。
そして、活躍できない人が1人でもいる状況にならないようにするために、大事になってくるのは
・どこを目指していくのかという目的や目標を、社員全員に浸透させること
・自分自身の活躍が周りに支えられて成り立っているということを意識させること
・自分自身の活躍が周りの人の活躍に貢献していることを意識すること
という3つのことが、大事になってくると考えます。
今回の考察を通して感じたのが、人は自分自身の活躍には意識がいくものの、自分自身の活躍が周りへどんな影響を与えるかにまでなかなか意識が及ばないと思います。
従って、自分自身の普段の行動や言動が、周りにどのような影響を及ぼしているのかということについても、社員1人1人が意識するところからやっていくことで、活躍しない社員がいないという状況を解消することにつながると思います。
そういったところからも、日々の振り返り、1on1ミーティングの場でのフィードバックするといったことが、大事になってくる思います。
本日は会社で活躍する人が辞めないしくみについて考えてみました。
皆さんの日常を変えるヒントになれば嬉しいです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。