今日は9月29日 水曜日 非常に気持ちいい天気ですね。
緊急事態宣言も10月から全面的に解除ということで、 個人的には、少し不安もありつつも、どんな日常に変わっていくのか非常に楽しみです。
それでは本題の方に入っていきたいと思います。
書籍によると集団は大きく2種類に分けることができるそうです。
・家族の村のような自然発生的で情によってつながる基礎集団、「共同体」に相当するもの
・特定の目的を追求するために作られた目的集団、「組織」に相当するもの
そして日本では、組織が前者の「共同体」になりやすいということでその三つの要因が あげられています
・閉鎖性
・同質性
・個人の未分化
そして、 ここでは詳細は割愛しますが、この三つの要因に対する対策が記載されていました。
ここで考えていきたいのが、特定の目的を追求するための集団が「組織」だとすると、 そもそも、この特定の目的を掲げていても、このような同調圧力というものが 生じるのか?ということです。
日々、仕事をする中で、組織全体の目的を追求することを、意識して仕事をしている人は、どのくらいいるでしょうか?
目の前の仕事に追われるという日々が続くと、組織全体の目的に対する意識が薄れてきてしまい、その状況で、業務を効率よく進めて行くためには、全体がまとまって、仕事を進めていかなければならない。
このような状況が生じることから「 閉鎖性」、「同質性」、「個の未分化」という要因が働き、 その結果、組織が共同体になってしまうと考えられます。
そう考えると、大事になってくるのが
・組織の目的を特定する
・特定した目的を見える化する
・見える化した目的を浸透させる
ことだと思います。
この三つが実現している状況で、「閉鎖性」「同質性」「個人の未分化」 という状況が あるのと、そうではない状況 というのは大きな違いがあると思います。
前者は、特定の目的を追求するという 組織としての定義を満たしていますが、後者はその定義を満たさず、その結果、冒頭にお伝えした組織ではない共同体というものになり、その結果、書籍に書かれていたような同調圧力が生じてくるからです。
つまり、特定の目的を追求する組織が形成されていれば、 仮に、共同体と同じことが起きていても、閉鎖性、同質性、個の未分化という捉え方にもならないと考えられます。
特定の目的を追求する 集団、「組織」を作ることこそ、 経営者の最大の仕事ではないかと 感じさせられました。
今日は同調圧力の正体について考えてみました。
皆さんの日常を変えるヒントになれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。