今日は、プレイングマネージャーというテーマについて考えていきたいと思います。
現在は、人材不足という状況の中、管理職の方は実際にご自身が、プレ―ヤーをしながら職場のメンバーを育てていくというプレイングマネージャーというスタイルでお仕事をされていらっしゃる方が多いかと思います。
そんな、プレイングマネージャーの方の課題として、よく上がるのが時間の使い方かと思います。
具体的には、プレイヤーとしての時間に固執しすぎて、マネージメントが疎かになってしまい、結果、職場の業績が上がらないということが問題として考えられるかと思います。
そうした事態を防ぐためには、まず、その自分自身の時間の使い方を見直すことが大事で、 毎週か1か月に1回でも構わないので、 スケジュールに入ってる予定項目を
・自分がやりたいこと
・自分がやらなければならないこと
・自分がサポートするなら、他の人に任せることができること
・自分のサポートなしでも他の人に任せることができること
という分類に基づき、書き出してみることによって、ご自身の時間の使い方を見直していく機会にしていくということが、こちらの書籍に書かれていました。
ここで、考えていきたいのが、確かに、この書籍に書かれているようにマネージャー自身の時間の使い方を見直していくことは必要なことだと思いますが、実際に、この内容を踏まえて時間の見直しを行うことができるか?ということです。
というのは、書き出した内容を客観的に見て、実際に見直しをかけることができるかは、感情を排除して行動できるかどうかにかかっているからです。
ここで、何が大事になってくるかというと、そもそも、その人がマネージャーの仕事にやりがいを感じたり、成長を実感できているか?ということだと考えます。
会社として、この人にマネジャーの仕事をしてほしいという想いと、ご本人がマネジャーになりたいという想いが、合致している場合はいいのですが、そうではなく、ご本人がマネージャーになりたくてなったわけではないという方も、中にはいらっしゃると思います。
そういう方に関しては、こういった形で時間を見直すということをやった時に、どうしてもその方の感情を優先してしまうことになります。
やらなきゃいけないことも分かるし、他の人に任せたりすることができるものもある、それは分かるけど、自分はマネジャーとしての仕事より、プレーヤーとしての仕事をやりたいし、他の人に任せたら、かえって仕事が遅くなっちゃうんだよね・・・ということで、自分の感情が入ってきてしまって、結果、この時間の使い方の見直しがうまくいかないということが、私の過去の経験の限りですが見受けられたことがありました。
この時間の見直しをすることも大事ですが、それ以上に大事なのが
・マネージャーとしての仕事のやりがい
・その方にどんな期待をしているのか?
・本人の成長にどうつながるか?
といったことを、マネジャーの仕事をお願いする前に伝えておく、そして普段のコミュニケーションにおいてもそのことを定期的に伝えて、マネジャーとして仕事をすることに対して前向きなイメージを持っていただくことが大事だと思います。
こういった下地がある状態で、時間の見直しをやっていくと効果があるかもしれません。
今日はプレイングマネージャーということについて考えてみました。 日常を変えるヒントになれば幸いです。最後まで聞いてくれてありがとうございました。
https://www.youtube.com/channel/UC-yWLC-mkG729ULjiz42BPQ
〇今回の投稿への感想、お問い合わせ
・メール
https://form.run/@otoiawase-001
・オンライン
https://www.office-y2.com/online-soudan
・対面
https://www.office-y2.com/taimen-soudan